交通事故に強い弁護士を選ぶために必要な5つの判断基準と相談の流れ

基礎知識
交通事故の弁護士と初めて相談をするなら知っておくべき6つのポイント

交通事故に遭ったとき、多くの場合、被害者は加害者が加入する保険会社と示談交渉を行うことになります。

保険会社は交通事故の示談交渉のプロですので、被害者より知識や経験が豊富なことがほとんどです。そのため保険会社が提示する損害賠償額が基準より低いことや、示談内容が正当であるか判断がつかないことがよくあります。

ですが、交通事故に強い弁護士に相談したり、示談交渉を依頼することで、適正な損害賠償額を得ることができます。

しかし、弁護士なら誰に依頼しても同じということはありません。依頼する弁護士によって、損害賠償額や示談内容が大きく変わることもあります。

ここでは、交通事故に強い弁護士を選ぶために必要な判断基準と弁護士相談の大まかな流れについて解説していきます。

目次
  1. 交通事故を依頼する弁護士を選ぶために必要な判断基準
  2. 複数の弁護士を比較することが重要
  3. 法律相談の電話予約
  4. 法律相談に行くまでの準備
  5. 法律相談当日
  6. 法律相談後
  7. まとめ

交通事故を依頼する弁護士を選ぶために必要な判断基準

実際にどのような基準で相談や依頼をする弁護士を選ぶべきなのでしょうか。交通事故を依頼する弁護士を選ぶための主な判断基準は下記です。

  • 交通事故の対応経験と解決実績が豊富
  • 説明が丁寧でわかりやすい
  • 相性が良くコミュニケーションがとりやすい
  • 依頼者の生活圏に近い
  • 弁護士費用の料金体系が明確

では、それぞれのポイントについて具体的に解説していきます。

交通事故の対応経験と解決実績が豊富

交通事故を弁護士に依頼するうえで最も重要なのは、交通事故の対応経験と解決実績が豊富な弁護士を選ぶことです。

弁護士や事務所により得意な分野や注力している分野はさまざまです。交通事故を専門とする弁護士もいれば、離婚や債務整理を専門とする弁護士もいますし、幅広い分野を取扱う弁護士もいます。

では、どのようにして交通事故の対応経験と解決実績が豊富な弁護士を探せばよいのでしょうか。

まずは弁護士事務所のホームページを確認するようにしてください。ホームページを見れば、得意な分野を前面に押し出しているでしょうし、取扱う専門分野も必ず記載されているはずです。

しかし、取扱い分野に交通事故と記載していているだけで、交通事故の対応経験が豊富な弁護士と判断することは要注意です。

交通事故は弁護士の業務としては一般的な分野なので、どの弁護士も多かれ少なかれ担当していることが多いからです。解決実績が豊富な弁護士はもちろん、数件の交通事故を解決しただけでも交通事故を注力分野として記載していることもあるのです。

そのため、弁護士のホームページを確認するときは、交通事故に関連する記事や、慰謝料の増額・後遺障害等級の獲得など具体的な解決実績が記載されているかという点も必ず確認しましょう。

このような情報が記載されている弁護士であれば、交通事故に強い経験豊富な弁護士と言えるでしょう。

説明が丁寧でわかりやすい

交通事故の問題解決に至るまでに法律の専門用語がたくさん登場してきます。依頼者の方には初めて聞く用語や意味がわからない用語もたくさんあることでしょう。

そこで重要になるのが弁護士の説明の丁寧さです。交通事故の知識が豊富なことはもちろんですが、依頼者の理解度に合わせてわかりやすい言葉で説明してくれる弁護士をおすすめします。

また、メリットだけでなく依頼者にとって不利な点もきちんと説明し、その対策まで考えてくれるかも重要なポイントです。こちらは電話やメールでの相談だけでは判断が難しいので、必ず弁護士と面談し実際に話をするようにしましょう。

最近では初回相談が無料の弁護士事務所も増えてきていますので、そのような事務所を探して相談されることをおすすめします。

相性が良くコミュニケーションがとりやすい

交通事故の解決実績が豊富な弁護士でも、相性が悪くコミュニケーションがとりづらいと感じる弁護士への依頼は避けるべきです。

弁護士といっても、人間ですのでさまざまなタイプの方がいます。熱血な人やクールな人、口数の多い人や少ない人など、本当にさまざまです。

もちろん相性が悪いからといって、適当な仕事をする弁護士はいないでしょう。ですが、コミュニケーションがとりづらいために、依頼者が聞きたいことが聞けないといったことがあるかもしれません。

また、交通事故の示談交渉を弁護士に依頼するということは、仕事や収入、家族関係などプライバシーに関する情報を提供しなければなりません。もちろん弁護士に守秘義務はありますが、そこまでの情報を開示するので信頼できて話しやすい、相性の良い弁護士を選ぶことが最適でしょう。

依頼者の生活圏に近い

いくら優秀な弁護士でも、遠方で実際に会うことが難しい場合も相談や依頼をしないほうが良いでしょう。電話で対応をしてもらうことも可能ですが、交通事故の問題を有利に解決するには、弁護士との密なコミュニケーションが重要です。

メールや電話対応はもちろん、いかに依頼者の話を親身になって聞いてくれているかが大切です。このような点を判断するためにも、実際に対面して相談することが必要不可欠です。そのため、なるべく自分の生活圏と近い場所にいる弁護士に依頼するようにしましょう。

弁護士費用の料金体系が明確

弁護士を選ぶうえで誰もが気になるのは、やはり弁護士費用でしょう。

弁護士報酬は以前、日弁連が定めていた弁護士報酬規定(旧報酬規定)により一律の金額でしたが、平成16年4月に自由化されました。弁護士費用の詳細は、交通事故の弁護士費用はいくら?初回相談が無料の弁護士もで解説しているので割愛しますが、現在は弁護士や事務所により費用が異なります。

料金体系はホームページに記載されていることがほとんどですが、料金体系が複雑な場合や日当や交通費、宿泊費といった経費など別途必要となる費用もあります。

実際に着手金が無料の弁護士でも途中で解約する場合には違約金が発生するといったトラブルも起こりえるので、初回の相談時に料金体系を明確に提示してくれる弁護士を選ぶようにしましょう。

複数の弁護士を比較することが重要

先ほども説明しましたが、依頼する弁護士を選ぶために、まずは弁護士と実際に会って相談をすることが大切です。そして、早期解決のためには、保険会社との示談交渉が始まる前などなるべく早い段階で複数の弁護士に会って話を聞くことをおすすめします。

複数の弁護士を探すときに役立つのが当サイトのようなポータルサイトです。ポータルサイトでは交通事故に強い弁護士を厳選して掲載しているからです。エリアや相談内容を絞ったうえで複数の弁護士を比較することがでますので、うまく活用してください。

1人の弁護士に会っただけですぐに依頼を決断することは難しいでしょう。ご説明した判断基準を中心に複数の弁護士を総合的に比較することで、必ず依頼したいと思える弁護士に出会えるはずです。

法律相談の電話予約

相談したい弁護士が決まれば、法律相談の予約に移ります。弁護士と法律相談をするためには事前予約をする必要があります。

予約が不要と謳っている事務所でも、事前予約を入れることで弁護士も必要な資料などを用意して余裕をもって対応できますので、事前予約は行うようにしてください

まずは、希望の弁護士に電話をします。ただし、自分の加入している保険会社から弁護士を紹介してくれるケースもあります。その場合は、弁護士から電話がかかってくることもあります。

弁護士とのあいさつを済ませた後は、5分から10分程度を目安に事案の簡単な説明をします。その途中で弁護士からいくつか質問されることがあるかと思います。

この時、弁護士は「交通事故の態様が法律上の要件を満たしているか」「事実上の対立はあるか」「過失割合はあるか」「治療の方針はどうなりそうか」などを意識しながらあなたの話を聞いています。

なので、弁護士からの質問には端的に答えてください。その上で、弁護士が「この案件は弁護士が入った方が良い」と判断すれば、法律相談の予約を入れて詳しい話を聞くことになります。

その際、弁護士から法律相談当日に持参すべきものの指示がある場合もあります。
必要な書類はケースバイケースですので、具体的な事例に合わせて弁護士からの指示を受けてください。

法律相談に行くまでの準備

以上を踏まえて、法律相談に行くまでの間に用意を指示された資料を準備しましょう。

資料の具体的な内容は次の通りです。

交通事故証明書

交通事故証明書は、事故が起きたという事実を証明する公的な書類です。事故発生の日時、場所、当事者の氏名などが記載されています。警察に交通事故の届出を行ったあとに申請すると、各都道府県の交通安全運転センターが発行します。

相手方保険会社から送られてきた資料一式

交通事故後、相手方保険会社から資料が送られてくることがあります。これらの資料は全てとても重要なので、必ず保管しておいてください。

ご自身の保険会社の資料一式

ご自身の保険会社から資料が送られてくる場合もありますので、きちんと保管しておいてください。

担当者氏名・連絡先の分かるもの

担当者には2種類あります。1つはご自身の保険会社の担当者です。もう1つは相手方保険会社の担当者です。双方の担当者がの名前や、連絡先が分かる資料をご準備ください。

以上の資料が用意できたら、相談に行く法律事務所までの行き方を事前に調べておきましょう。

法律相談当日

さあ、いよいよ法律相談当日です。

初めての法律事務所で緊張をしているかもしれませんが、あわてることはありません。緊張をほぐそうとしてくれる弁護士もいますので、リラックスしていきましょう。

法律相談開始時間よりも少し前くらいに到着するようにしてください。到着が早すぎると前の打ち合わせと鉢合わせしてしまい、しばらく待たなければならないことにもなりかねません。

事務所に到着すると、事務員が相談室に通してくれます。相談室でしばらく待った後、弁護士が来ます。そこで、電話で話したときよりも詳しい事情の説明をします。下記に具体例を挙げます。

・事故日
・事故態様
・相手方と話したこと
・それまでの治療経過など

インターネットが相談室内で使用できる環境があれば、グーグル・ストリートビューなどで、実際の事故現場の状況を共有することもあります。

このように、交通事故に関する状況を詳細に弁護士と共有するのです。

その上で、治療についてもアドバイスをすることがあります。

交通事故による怪我が大きなものであっても、医者によっては簡単な治療しかしてくれない場合もあります。また、後遺障害にあたって必要な治療をしてくれない場合もあります。このように、医者との意思疎通に難がある場合にも弁護士が間に入ったり、弁護士からのアドバイス通り交渉をすることで、適切な治療を施してくれるようになります。

相談をしたうえで、実際に依頼することが決定すると、委任契約書委任状の作成をします。委任契約書とは、依頼者と弁護士の間で交わされる契約書です。その内容は「依頼者が弁護士に対して交通事故の処理を委託した」というもので、費用の件や委託の範囲などが記載されていることが一般的です。

委任状とは、依頼者が弁護士に交通事故の処理を委託したことを第三者に示す際に使用するものです。例えば、弁護士が保険会社に対して「きちんと委任を受けていますよ」と伝えるために使用されることが一般的です。

おおよそ、30分から60分程度で相談は終了します。

法律相談後

法律相談が終わった後は一息つきましょう。

少し落ち着いたら、弁護士からのアドバイスをもとに治療などを進めてください。また、弁護士に委任をした場合にはもう保険会社とのやりとりはしなくてよいので、弁護士に任せましょう。

ただし、「弁護士に頼んだからもう何もしなくてよい」というわけではありません。

何か進捗があれば、弁護士に逐一報告をしましょう。弁護士はあなたの助力をするだけで、あなたがしなければならないこともまだ残っているのです。あなたが動かなければ、適切な賠償額を獲得できないこともあります

まとめ

本記事では、交通事故を相談・依頼する弁護士を選ぶときの判断基準と法律相談のおおまかな流れについて解説しました。少しでも交通事故を有利に解決するために弁護士への相談のイメージが沸けば幸いです。

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