ここだけチェック!交通事故に強い弁護士の見分け方

「交通事故に遭って弁護士を頼みたいが、アテがない…」 「依頼するなら、交通事故に強い弁護士に頼みたい…」 交通事故に遭われた方の中には、弁護士に相談したいけれど、どうやって弁護士を探したらいいか分からないという方も多いのではないでしょうか。また、どうせ相談するなら、交通事故に強い、交通事故の問題に精通した弁護士を見つけたいという人もいるでしょう。 今回は、交通事故の被害に遭ってお困りの方のために、交通事故に強い弁護士の探し方をお伝えします。
- 目次
交通事故に強い弁護士を探すときに知っておくべき弁護士選びの3つのポイント
交通事故に強い弁護士を探すために、重要なポイントが3つあります。それぞれ、その内容をご紹介していきます。
交通事故を扱った経験があるかどうか
交通事故は、損害額を計算して、過去の裁判例をもとに保険会社と示談交渉するなど、弁護士が扱う業務の中でも専門的な知識や技術が求められる分野です。
加えて、解決方法も保険会社との直接交渉から裁判で争う方法まで多数存在します。受け取る示談金の額や解決までにかかる時間などの負担は、弁護士の知識や経験によってかなり変わってきます。
最適な方法で適切に解決してくれる交通事故に強い弁護士を探す場合は、交通事故を専門的に扱っており、交通事故の実績が豊富な弁護士を選ぶことをおすすめします。
報酬体系が明確かどうか
弁護士に依頼するにはお金がかかります。交通事故の場合は、示談金の額の何割を報酬とするという報酬体系を取っているのが一般的です。
交通事故の示談金は、症状が重いと1,000万円以上になりますし、反対に軽い場合は示談金より弁護士費用の方が高くなる場合もあり得ます。
依頼する場合には、症状や見込める利益に応じた報酬体系が明確に決められ、きちんと説明をしてくれる弁護士を選びましょう。
弁護士の人柄が合うかどうか
弁護士に頼む場合には、今後の生活や大切なお金を任せられるか、人柄を信頼できるかどうかも大切な基準です。
判断の基準としては、専門的な用語をわかりやすく説明してくれるか、対応のフットワークがよいか、納得できる解決方法を提案してくれるかなどを、依頼前の法律相談の段階で見ておくとよいでしょう。
その他にも、ホームページの内容や口コミを調べたり、ポータルサイトで弁護士の方針などを比べておくこともおすすめの方法です。
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交通事故に強い弁護士を探す7つの方法
それでは、実際に交通事故に強い弁護士を探す方法を7つご紹介します。それぞれ、メリットとデメリットを合わせてお伝えしていきます。
知人からの紹介
知人に、知り合いの弁護士を紹介してもらう方法です。探す手間がかからないことや、知人からの紹介なので、信頼のできる弁護士に相談できるメリットがあります。
デメリットとして考えられるのは、いくら信頼できる弁護士であっても、交通事故の対応経験が豊富な弁護士であるかがわからないという点です。
弁護士は、交通事故だけでなく離婚や債務問題など幅広い分野を取り扱っています。そのため、弁護士や法律事務所によってそれぞれ得意な分野や注力している分野は異なります。
いくら信頼のできる弁護士を紹介してもらったとしても、交通事故が得意な弁護士かどうかはわかりません。
そのため、可能であれば紹介してもらう弁護士の交通事故の対応実績について、事前に知人にヒアリングすると良いでしょう。
ヒアリングが難しい場合でも、必ず弁護士事務所のホームページを確認し、対応分野や実績、評判について確認するようにしましょう。
また、弁護士と方針が合わない場合でも断りにくいとこともデメリットとして挙げられます。
インターネットで探す
インターネット検索をして交通事故に強い弁護士を見つける方法です。
検索するときには「交通事故 慰謝料 弁護士」「交通事故 無料相談 弁護士」など、ご自身が相談したい内容のキーワードを組み合わせて探すことがポイントです。
インターネットで探す一番のメリットは、多くの事務所の中から選ぶことができるという点です。
最近は弁護士・法律事務所の多くが、得意分野に注力したホームページを作成しているので、キーワードの組み合わせによって、ご自身に合う事務所を探すことができます。
ですが、「交通事故 弁護士」などのキーワードで検索した際に表示されるからといって、本当に交通事故に強い弁護士と判断することは要注意です。
交通事故は、専門的な分野ではありますが、どの弁護士も多かれ少なかれ担当していることが多いからです。
ですから、解決実績が豊富ではない弁護士であっても、インターネットでの集客が得意な事務所が上位に表示されていることがあります。
それでは、どうすれば本当に交通事故に強い弁護士かどうかを見極めることができるのでしょうか。弁護士や法律事務所のホームページを確認する際は、以下のポイントに着目してください。
上記のような情報がホームページ上に記載されている場合は、交通事故に強い弁護士と言えるでしょう。
インターネットで弁護士を探す方法は、非常に便利で手軽ですが、情報量が溢れているため本当に交通事故に強い弁護士であるかを見極めるのは困難です。
しっかりポイントを見極めて判断することが大切です。
ポータルサイトで探す
ポータルサイトとは、「交通事故の実績がある弁護士」「交通事故を専門に扱っている弁護士」などの情報を集めたサイトのことです。
ポータルサイトも、通常のホームページと同様に「交通事故 強い 弁護士 相談」など、ご自身の知りたいキーワードで検索をすると、比較的簡単にヒットすることができます。
ポータルサイトで弁護士を探すメリットとしては次のようなものがあります。
星の数ほどあるホームページの中から、ご自身のニーズや要望にマッチした弁護士を探すためには、ポータルサイトはとても有効なツールと言えるでしょう。
当サイトも交通事故に強い弁護士を厳選したポータルサイトです。 慰謝料の増額など、具体的な解決実績や弁護士の対応や実績に対する口コミの情報も掲載してます。
相談する弁護士を選ぶ際の判断材料となりますので、是非ご活用ください。
法テラスを利用する
法テラスは、正式には「日本司法支援センター」といい、国が設置している相談窓口のことです。
法テラスで弁護士の紹介をしてもらえるわけではありませんが、市民向けの法律相談を利用することができます。また、経済的に余裕がない人は、無料で弁護士相談ができたり、弁護士費用の立替え制度を利用できます。
法テラスを利用するメリットは、各都道府県にあり身近なこと、弁護士費用を用意できなくても弁護士に頼めることです。
一方で、無料相談などの資力用件が厳しいという点や、弁護士が交代で相談を担当するため交通事故に強い弁護士にあたるとは限らないと言ったデメリットもあります。
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日弁連交通事故相談センターを利用する
日本弁護士連合会が設立した団体で、弁護士相談を利用する方法です。
日弁連交通事故相談センターでは、弁護士との無料相談を利用でき、電話による相談と面談による相談を選べます。さらに日弁連交通事故相談センターの弁護士に示談斡旋をしてもらうこともできます。
示談斡旋を申し込むことで、日弁連交通事故センターの弁護士が保険会社との示談成立を手伝うことができます。
日弁連交通事故相談センターのメリットとしては、無料で弁護士に相談ができ、示談を手伝ってもらえることです。
弁護士に示談を手伝ってもらったとしても、保険会社は示談に応じる義務はありません。
もし加害者側の加入する自動車保険が「共済保険」の場合、示談が成立しない事案を日弁連交通事故相談センターの審査にかけることができます。
審査にかけることで保険会社に強制的に審査の結果に従わせることができます。しかし、加害者側の加入する自動車保険が「損保」の場合、このような強制力はないことがデメリットです。
自治体や弁護士会主催の法律相談会を利用する
地方自治体や、弁護士会が、役所やデパートの一角で開催している法律相談を利用する方法です。
30分5,000円(税別)の相談料がかかる場合が多いです。
このような相談窓口を利用するメリットとしては、役場など行きやすい場所で法律相談が開催されるため相談しやすいことがあります。
反対に、30分という限られた中での相談なので要点をまとめておかないと相談しきれません。また、交通事故の経験がない弁護士が担当する可能性があることもデメリットになるでしょう。
タウンページで探す
ご自宅にタウンページ・電話帳を置いている方は、最近は少ないかもしれません。
しかし、タウンページで弁護士を探すことには、得意分野を広告で見つけやすい、地元の弁護士を探しやすいというメリットがあります。
反対にデメリットとしては、地域によっては掲載している弁護士事務所が少ないという点が考えられます。
まとめ
いかがでしょうか。交通事故に遭ってお困りの場合に、弁護士を探す方法がたくさんあることがお分かりいただけたかと思います。
ただ、先にお話ししたように、交通事故は弁護士の業務の中でも専門性が高く、豊富な知識と高い交渉力が求められる分野です。
そして、弁護士のこうした力量の差が、依頼者が最終的に受け取ることができる保険金・示談金の額に影響してきます。
交通事故に強い弁護士を探す場合には、なにより経験値の高い弁護士を探すこと、そしてその弁護士が信頼に値する人物であることが大切です。
インターネットを使える環境にある場合は、当サイトのようなポータルサイトでご自身に合う弁護士を探し、まずは気軽に相談をしてみることをおすすめします。
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