交通事故の裁判にかかる期間について

裁判・調停
交通事故の裁判にかかる期間と費用について

交通事故が起きるとまず示談交渉をおこないますが、示談がまとまらない場合は訴訟を起こして裁判に持ち込むことがあります。では交通事故の裁判をおこなう場合、どのくらいの期間がかかり、どの程度の費用がかかるのかをご説明します。

目次
  1. 交通事故の裁判にかかる期間
    1. 時間がかかる裁判の仕組み
    2. 時間がかかる原因は民事訴訟の「審理」
    3. 口頭弁論にかかる時間
    4. 審理が終わると判決が出る
    5. 三審制により3段階まで裁判を行える
  2. まとめ

交通事故の裁判にかかる期間

そもそも、交通事故の裁判はどれくらい起こされているのでしょう。

損害賠償の事件に限っても、2015年4月1日から2016年3月31日までの間で280件ほどの裁判が起こされています。

裁判にかかる期間は、それこそ個別の裁判ごとに違うため、断定することはできませんが、3年を超えるものも珍しくありません。

早いものであれば1年半程度で終わるものもありますが、10年以上続いている裁判も実際にあります。では、どうしてこんなに時間がかかるのか、もう少し詳しく見ていきましょう。

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交通事故が起きたとき、まず示談交渉をおこないます。しかし示談がまとまらなかった場合、訴訟を

 

時間がかかる裁判の仕組み

交通事故の裁判には、大きく分けて2種類あります。1つ目は、事故を起こした人に対して刑罰などを与えるかどうかを決める裁判(有罪無罪を決める裁判)です。もう1つは、慰謝料や治療費などの支払いを求める裁判です。

この2つのうち、前者は検察官という人が行いますので、あまり関係ありません。時間がかかるのは、後者の損害賠償を求める裁判の方です。

時間がかかる原因は民事訴訟の「審理」

損害賠償などの裁判を民事訴訟と言いますが、この民事訴訟にはとても時間がかかるのです。

民事訴訟は、審理判決というパートに分かれています。

審理とは、訴えた人(原告)が訴えられた人(被告)を裁判所に呼び出して、お互いに証拠を出し合ってどちらの言い分が正しいかを裁判官にアピールするパートのことです。

例えば、「事故によって怪我をしたため、治療費が必要になった」ということを「医師の診断書や病院の領収書」などを裁判官に見せることで証明するのです。

この審理の仕組みを口頭弁論と言います。

口頭弁論にかかる時間

口頭弁論は、1回1回は30分~1時間程度で終わります。数分で終わることも少なくありません。

しかし、次の口頭弁論までの間が数週間から数か月空くのです。口頭弁論は、裁判官が十分と判断するまで何度も続きます。

そのため、新たな証拠や証人が登場する限り終わらないことになります。つまり、口頭弁論が5回6回と長引けば、それだけで半年以上かかってしまうこともあるのです。

審理が終わると判決が出る

審理が終わると裁判官はどちらの言い分が正しいかを判断して判決を書きます。

そして、口頭弁論が終わってから判決が出るまでにも、数週間から数か月かかります。なかには、1年以上かかるものもあります。

これらの手続きは、あくまで1つの裁判が終わるまでにかかる時間です。次では、さらに時間がかかる場合を説明します。

三審制により3段階まで裁判を行える

時間がかかる裁判の仕組みで紹介したのは、あくまで1つの裁判が終わるまでの話です。

もう少し詳しく説明します。

まず、裁判所には階級があります。階級が上の順に最高裁判所高等裁判所地方裁判所簡易裁判所と大きく分けて4種類です。

日本では、三審制という裁判の仕組みを採用しているため、3段階まで同じ内容の裁判を行うことができます。

最初に裁判を起こす裁判所は簡易裁判所か地方裁判所と決まっています。

最初が簡易裁判所だったなら、2回目は地方裁判所、3回目は高等裁判所と裁判が進んでいきます。

最初が地方裁判所だったなら、2回目は高等裁判所、3回目は最高裁判所と裁判が進んでいきます。

簡易裁判所から始まった場合、最高裁判所まで行くことはありません。

階級が上の裁判所は、階級が下の裁判所が出した判決を取り消すことができます。

つまり、1回目2回目の判決が気に入らなかった時に、階級が上の裁判所で裁判をやり直してもらうことになります。

階級が上の裁判所に訴える手続きを控訴・上告と言います(1回目が控訴、2回目が上告です)。

もちろん、控訴や上告が受け入れられないこともありますが、受け入れられるともう一度裁判をしなければなりません。

したがって、もう一度裁判をすることになるので、さらに時間がかかることが分かると思います。民事訴訟は、このような仕組みなので、非常に時間がかかる場合が多いのです。 

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まとめ

裁判は、長引くと年単位の時間を要します。

裁判期間が長引くことで肉体的にも精神的にも疲弊してしまい、泣き寝入りしてしまう場合は多いです。

なので、裁判を起こすにはそれなりの覚悟が必要かもしれません。

しかし、そこに弁護士を介入させることで、裁判を早く終わらせて尚且つ最良の解決が望めます。

裁判の手続きというのは非常に難しく大変なものですが、弁護士に頼めば依頼料と成功報酬を支払うことで代行してもらえるので、自身の手を煩わさず気持ちに余裕ができます。

もし、裁判を起こす決心がついた時は、一緒に戦ってくれる弁護士を探してみましょう。

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